購入とコスト

Orca Connectで自分のGPUをClaude Codeにつなぐ

外向き接続一つ、スピルオーバーは既定でオフ

Orca Connectは自宅GPU1をOrcaRouterのカタログにlocal/マシン名/モデル名で載せるコネクターです。ポート転送なしで外向き接続だけを開き、ローカル専用キーでホスト型モデルの課金を防ぎます。ただしプロンプト2はルーターを通り、無料という条件も現時点のものです。

実行条件と要点
  • 外向き接続一つで自分のモデルをカタログに載せます。
  • スピルオーバーは既定でオフで、有効にして初めてホスト型に回ります。
  • ローカル専用キーはホスト型モデルに届きません。
  • プロンプトは今もルーターを通ります。

何が変わるのか

コネクターを自分のマシンで起動すると、そのマシンのランタイム3を見つけ、共有するモデルを選ばせます。選んだモデルはlocal/マシン名/モデル名としてカタログに載ります。

呼ぶ側は既に使っているキーとエンドポイントをそのまま使います。ノートPCやスマートフォンから呼んでも、要求はルーターを経て自分のマシンに届きます。

ポート転送もトンネル設定もファイアウォール規則も増やしません。共有するモデルを選ぶまでは何も公開されません。

コネクターはそのマシンのメモリーに既に載っているモデルだけを共有します。メモリーが24GBのマシンなら、24GBに収まるモデルが一覧に載る形です。

エージェント用ノートPCと別の機器にあるローカル推論サーバーが接続された机
ノートPCは要求を送るだけで、モデルは机の下のマシンで動きます。接続はそのマシンが外へ開きます。

スピルオーバーは既定でオフ

スピルオーバーを有効にすると、決めた理由のときだけ、指定したモデルだけが、月の上限内でホスト型モデルとして答えます。無効ならそれは起きません。

応答ヘッダーにどこで処理したかが残ります。自分のハードウェアならX-Orca-Billed: false、ホスト型に回れば理由と予想コストが付きます。

スピルオーバーが残す表示
状況応答課金
自分のマシンが処理X-Orca-Billed: false0ウォン
マシン停止かつスピルオーバー無効503 local_connector:unavailableなし
マシン停止かつスピルオーバー有効X-Orca-Spillover-Reason: rig_offlineホスト型の料金
月の上限に到達拒否なし

コーディングエージェントを自分のマシンへ

orca-connect claudeを実行すると、Claude Codeがそのセッションに限り自分のモデルで起動します。エージェント自体の設定は変えません。

claudeの代わりにcodex、opencode、gemini、qwen、kimi、copilot、aider、goose、piを入れると、各CLI4が同じように自分のモデルを見ます。

コマンドで変わるCLI
コマンド変わるCLI使う場面
orca-connect claudeClaude CodeすでにClaude Codeを使う場合
orca-connect codexCodex CLIターミナルで長く作業するとき
orca-connect aiderAiderファイル単位の修正が中心のとき
orca-connect gooseGooseツール呼び出し中心の流れ

プロンプトは今もルーターを通ります

ローカル専用にしたキーは推論がホスト型モデルで実行されないようにし、課金も防ぎます。ただし要求自体はOrcaRouterを通ります。

この区別が重要なのは、実行場所とデータ経路が別の問題だからです。ページ内容や社内文書を扱うなら、この違いを先に確認します。

通気、 有線ネットワーク、予備電源、点検ノートを備えた常時稼働サーバー
外から呼ぶには機器が起動している必要があります。スリープと再起動の方針を先に決めます。

導入と最初の共有

コネクターを入れ、ブラウザーでマシンを一度承認します。画面のないサーバーはコードで承認します。

orca-connect statusで見つかったランタイムを確認し、コンソールで共有するモデルを選びます。最初の選択はトレイやorca-connect exposeでも構いません。

状態確認
orca-connect status
orca-connect expose
ケーブルが接続されたサーバー機器のラックと、その横のノートPC
要点はポートを開けないことです。インバウンドがないのでファイアウォール規則も増やしません。

どこが弱いか

商用サービスです。今は無料ですが価格と規約が変わり得るので、業務に入れる前に条件を確認します。

マシンが起動し接続が生きている必要があります。スリープや再起動で外からの呼び出しは失敗します。

同じ部屋で使うならLANサーバーのほうが速く簡単なので、このコネクターをLANの代替として勧めません。外から呼ぶときに効きます。

共有するモデルのライセンスは自分の責任です。モデルカードで商用利用の条件を確認します。

用語の注釈

  1. GPU — 多くの計算を並列に処理するプロセッサーです。AIモデルの実行ではモデル計算を担います。

    本文に戻る
  2. プロンプト — モデルに送る入力文です。生成モデルでは作りたい結果を説明する文になり、出力の構成や内容を大きく左右します。

    本文に戻る
  3. ランタイム — プログラムの実行時に必要な機能を提供するソフトウェア環境です。ローカルAIではモデル実行エンジンを指すこともあります。

    本文に戻る
  4. CLI — Command-Line Interfaceの略です。ターミナルにコマンドを入力してプログラムを操作する方式です。

    本文に戻る

よくある質問

この記事で最初に確認すべきことは何ですか?
Orca Connectは自宅GPUをOrcaRouterのカタログにlocal/マシン名/モデル名で載せるコネクターです。ポート転送なしで外向き接続だけを開き、ローカル専用キーでホスト型モデルの課金を防ぎます。ただしプロンプトはルーターを通り、無料という条件も現時点のものです。
必要なメモリはどのくらいですか?
コネクターはそのマシンのメモリーに既に載っているモデルだけを共有します。メモリーが24GBのマシンなら、24GBに収まるモデルが一覧に載る形です。
選ばないほうがよいのはどのような場合ですか?
同じ部屋で使うならLANサーバーのほうが速く簡単なので、このコネクターをLANの代替として勧めません。外から呼ぶときに効きます。
条件と出典はどこで確認できますか?
共有するモデルのライセンスは自分の責任です。モデルカードで商用利用の条件を確認します。