メモリとモデル

CMP 170HXを買う前に何を確認すればいい?

出品タイトルより先に、カード情報・Linux対応経路・冷却方式を確認しましょう。

CMP 170HXはマイニング向けに販売されたGA100系アクセラレーターです。購入判断ではカードだけでなく、取り付けるLinuxシステムもあわせて確認します。販売者からメモリランクの情報とボード写真を入手し、使用するドライバー版、PCIeリンク、用意できる送風と照合して、適したモデルと構成を選びます。

最初にメモリー容量を確認し、ファンと電源ケーブルも忘れないでください。販売者から受け取る情報と自分のPCの確認項目を順に整理すれば、購入後に必要な準備を減らせます。

実行条件と要点
  • 64GBは一部の8GBカードで得られるプロファイル結果です。10GBカード用プロファイルは40GBで、一部のシングルランクカードは32GBの場合があります。
  • Linux x86-64、対応するnvidia-openブランチ、一致するカーネルヘッダー、適切なSecure Boot設定が必要です。
  • パッシブヒートシンクには、ケース内の余裕と強制送風を計画してください。

出品タイトルだけでなく実物ボードの情報を確認します

まずカードの表裏、電源コネクター、メモリパッケージ周辺が見える写真を依頼します。ボード識別番号だけでは、個々のカードのHBMクロックやVBIOSは特定できません。可能なら販売者からnvidia-smi -qの出力、GPU1 UUID、ドライバー版、総メモリを受け取り、動作状態を確認してください。

ブラケット・補助電源ケーブル・ファンが付属するか確認し、返品期間と到着後に点検できる期間を記録します。カードが届いたら、販売者から受け取ったnvidia-smi -q情報と実際の出力を照合します。その後モデルを読み込み、連続してリクエストを送りながら温度とクロックを確認します。

作業台にデータセンター用アクセラレーターカードが1枚置かれ、横にルーペとノートがあります。
写真と識別情報をそろえると、カードのランクとボード構成を照合できます。

ランクとプロファイルから利用できるメモリ容量を見積もります

購入前に出荷時のメモリ容量とランク構成を確認し、cmpunlockerで使うプロファイルと照合します。メンテナーREADMEには、8GBカード向けの自動検出と8GBプロファイル、10GBカード向けの自動検出と10GBプロファイルが記載されています。一部のシングルランク8GBカードは64GBではなく32GB構成になる場合があるため、販売者が根拠を示せる容量を尋ねてください。

2枚購入するなら、使うエンジンのマルチGPU対応も確認してください。モデルをカードに分割する機能が必要で、カード間の転送にはPCIe経路を使います。スロット配置、電源、冷却スペースをまとめて準備します。

購入前に確認するカードのメモリ経路
確認するカードプロファイルの目安購入前に求める資料
一部の8GBカード最大64GB。一部シングルランクは32GBメモリランクとカード識別情報
10GBカード40GB出荷時メモリと適用プロファイル

PCIeスロットとボードレイアウトを確認します

ボードが対応するPCIeリンク幅と世代を確認し、マザーボードの説明書で使用するスロットの配線を調べます。PixelMLはCMP 170HXでPCIe Gen2動作をテストし、テストした4枚すべてでGen3はヒューズにより制限されていました。ボードによってx4またはx16になる場合があるため、CPU2レーンの共有や他のカードを取り付けたときのスロット変更もマザーボードの説明書で確認してください。

このカードにはNVLinkブリッジ回路がなく、各GPUのメモリは別々です。2枚にモデルを分割するには、実行環境がPCIeマルチGPU実行と対象モデルの分割方式に対応する必要があるため、購入前にモデルとエンジンの対応を確認してください。

ドライバーとOSの対応を確認します

cmpunlockerの現在の要件は、Linux x86-64、root権限、NVIDIAオープンGPUカーネル3モジュールを含む610.xx.xx以降の対応ドライバー、一致するライブラリ・ファームウェア、実行中カーネル用ヘッダーです。初回ビルドにはネットワーク接続が必要で、パッチ済みモジュールは署名されていないためSecure Bootを無効にします。ディストリビューションが対応ドライバーブランチを提供するか、カーネル更新後に一致するヘッダーを導入できるかも確認してください。

カーネルやドライバーの更新後は、パッチ済みモジュールの再ビルドと起動後のGPU認識確認が必要になる場合があります。普段からLinuxを管理するPCなら一緒に対応できますが、ドライバーを変更したくない場合は一般的なGPUのほうが扱いやすいでしょう。導入と削除はLinux解除ガイドで確認してください。

ワークステーションのモニターに空のウィンドウが表示され、ケース内にアクセラレーターカードが装着されています。
購入前に、使用するLinuxホストのドライバーとカーネル対応を確認します。

冷却・電源・スペースを実際のケースに合わせます

CMP 170HXのパッシブヒートシンクには、カードに向けた送風が必要です。カード間隔、電源ケーブルの長さ、ファンやダクトの設置場所を測り、ケースを閉じても吸気口から排気口まで空気が流れるか確認してください。サーバー筐体やオープンフレーム4を検討する場合は、ほこり対策、騒音、周辺機器への排熱もシステム費用に含めます。

電源の定格はGPUだけでなくCPUや他の部品を含めて確認してください。補助電源端子とケーブルもカードに合う必要があります。到着後は軽い負荷から始め、メモリー温度とクロックを確認しながら強い送風を維持します。電力上限の調整手順は電力・冷却ガイドにまとめています。

開いたケースにGPUカードが2枚取り付けられ、ファンと目盛りのない計測器が置かれています。
ケース内でカードの寸法、ファンの配置、電源接続をあわせて確認します。

カード本体以外の準備費用も含めて比較します

CMP 170HXの構成には、Linuxホスト、対応ドライバー経路、カーネルヘッダーの保守、強制送風ファン、適切なスロットとケース内寸が含まれます。これらの機材や作業環境をすでに持っていれば追加負担は小さく、これから用意する場合は他のGPUと総予算が変わることがあります。過去の中古価格ではなく、現在の出品価格と必要な周辺機器を同じ基準で比較してください。

必要なシステムがそろったら、想定メモリプロファイル、モデル要件、実行環境の対応、実際の入力に対する回答を確認して購入判断を仕上げます。速度を重視する場合は、比較ツールでモデルと文脈を固定して目安を確認し、Qwen3.8-27Bの結果のように実機条件が公開されている測定と自分の構成を照合してください。

用語の注釈

  1. GPU — 多くの計算を並列に処理するプロセッサーです。AIモデルの実行ではモデル計算を担います。

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  2. CPU — OSや一般的なプログラム命令を実行する中央処理装置です。AIでは前処理やデータ転送などの汎用処理も担います。

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  3. GPUカーネル — GPU上で並列実行され、行列積や正規化などの処理を行うコードです。

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  4. フレーム — 動画を構成する1枚の画像です。

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よくある質問

この記事で最初に確認すべきことは何ですか?
CMP 170HXはマイニング向けに販売されたGA100系アクセラレーターです。購入判断ではカードだけでなく、取り付けるLinuxシステムもあわせて確認します。販売者からメモリランクの情報とボード写真を入手し、使用するドライバー版、PCIeリンク、用意できる送風と照合して、適したモデルと構成を選びます。
必要なメモリはどのくらいですか?
購入前に出荷時のメモリ容量とランク構成を確認し、cmpunlockerで使うプロファイルと照合します。メンテナーREADMEには、8GBカード向けの自動検出と8GBプロファイル、10GBカード向けの自動検出と10GBプロファイルが記載されています。一部のシングルランク8GBカードは64GBではなく32GB構成になる場合があるため、販売者が根拠を示せる容量を尋ねてください。