購入前に、速度と費用を確かめる

画像・動画生成

Wan-Animate-2で写真を動かす前に確かめること

家族写真の人物が手を振る、描いたキャラクターが踊る。そんな場面を想像しても、写真だけでは始められません。Wan-Animate-2は参照画像と動きを示す動画の両方を受け取ります。まず、どんな動作動画を用意できるか、必要な出力サイズは何かを決めましょう。

写真は見た目、動画は動きを与える

参照写真には残したい顔、服装、背景がよく見えるものを使います。動作動画には移したい身振りや表情が必要です。Wan-Animate-2は動画を直接入力し、別の姿勢抽出結果を必須の入力とする仕組みではありません。公式例では人物の外見と背景を客観的に記述した文章も与えます。正面写真一枚で激しいダンスや全方向の顔が完全に保たれると期待せず、写真に近い姿勢の短い区間から試してください。顔や手を確認しやすくなります。

写真は見た目、動画は動きを与える
写真は見た目、動画は動きを与える

装置より先に動作動画を選ぶ

手を振るのか、話す表情か、全身のダンスかを具体的にします。その動作動画で人物の大きさ、カメラ角度、動きの幅を確認してください。場面転換や遮る物が多いと評価しにくくなります。長い動画をいきなり処理せず、切り替わりのない短い区間を選びます。結果がおかしければ、写真と動画の視点差や、人物と背景の説明が一貫しているかを先に見ます。入力素材の選び方は高価な装置でも代わりにできません。

公式の実行例とComfyUIの手順を分ける

Wan-Animate-2公式リポジトリには推論スクリプト、チェックポイントの取得方法、参照写真と動作動画を指定する実行例があります。取得例の識別子はWan-AI/Wan2.2-Animate-2-14Bです。別途、ComfyUIにも画像、動作動画、文章、保存ノードをつなぐテンプレートがあります。両者を同じ導入手順として混ぜないでください。ComfyUIの版と必要なノード・ファイルを揃え、公式リポジトリの分散実行設定をそのまま当てはめないことが大切です。まず一つの経路を選び、付属例を最後まで動かします。

公式の実行例とComfyUIの手順を分ける
公式の実行例とComfyUIの手順を分ける

14Bという数字だけでVRAMを決めない

動画には時間方向の多数のフレームがあります。重みの容量だけでなく、参照写真、動作動画のフレーム、中間データ、出力サイズもメモリと待ち時間に影響します。公式リポジトリはA800を8枚使う720p向けの標準設定と、A800を2枚使う480pの試験を示しています。合計メモリが似た民生用カードでも同じ速度になるという意味ではありません。ComfyUIの精度やキャッシュ設定も、収まり方、品質、再現性を別に確認する必要があります。購入前に同じ実行経路で完走した事例を探しましょう。

短い完成動画を保存してから延ばす

入力を読み、フレームを生成し、動画ファイルに保存して再生できるところまで確認します。プレビューだけ出ても保存に失敗したなら完了ではありません。公開されているComfyUIテンプレートでは、例の81フレーム区間をつなげて長い動画にします。一つの区間が動いたから長尺も自動的にできるとは限りません。区間の境目で顔、服、動きがつながるかを見ます。短い完成動画を保存しておけば、解像度や長さを変えたときの差が分かります。

短い完成動画を保存してから延ばす
短い完成動画を保存してから延ばす

一回の生成時間だけで装置を選ばない

一本の動画には素材選び、失敗区間の再生成、保存した動画の再生と確認が含まれます。数秒の人物動作か長い説明動画かを決めてから必要な装置を考えましょう。当サイトの動画生成体験は装置ごとの予測待ち時間の目安であり、Wan-Animate-2の実測時間ではありません。一般的な文章・画像からの動画生成と、別の動作動画から動きを移す作業は入力から異なります。実行経路と短い完成例を先に用意し、メモリ不足、待ち時間、結果の不安定さのどれが問題かを分けてください。