応答速度と加速
最終更新
ローカルAI速度レポート:2026年9月
同じモデル・入力で9月の機器別速度を比較します
月間ローカルAI速度表は、同じモデルと入力で機器ごとのプリフィル1、トークン2生成、完了までの時間を比較する資料です。2026年9月の表はQwen3.6 35B-A3Bの4ビット、入力4,096トークン、出力302トークンを基準に計算しています。短くしたい待ち時間に合わせて機器の候補を選べます。
たとえばコードrepositoryを読み短い修正案を求める場合、モデルは入力を処理してから回答を生成します。tok/sは主に生成区間を示すため、数値が高くてもrepositoryを速く読んだり依頼が先に終わったりするとは限りません。
今月の表で固定したモデルと入力を確認します
9月の表はQwen3.6 35B-A3B 4bit、入力4096token、回答302tokenを基準に機器を比較します。入力や出力の長さが変われば待ち時間の内訳も変わるため、最高記録のランキングではなく同じ作業仮定で候補を絞る資料です。
数値は機器仕様とbenchmark補正を使った推定であり、全機器を同じ依頼で直接測定した結果ではありません。同じ仮定でどの段階が有利かを見る参考値です。

モデルが読み込め、context用の余裕が残るか確認します
最初のtokenまでの待ちと回答生成を分けます
長いrepositoryを読み短く答える作業では入力処理と最初のtokenまでが重要な場合があります。長いcode reviewでは最初の文字以降のdecode7も完了時刻に影響します。prefill時間、TTFT8、生成速度、完了時間を同じものとして扱いません。
説明用に出力302token、毎秒50tokenと仮定すると生成区間は約6.04秒、毎秒100tokenなら約3.02秒です。一定速度を仮定した計算で、モデル読み込みやqueueを除き、機器の実測ではありません。全体時間には最初のtoken前の入力処理も加わります。
アプリが入力token数を表示する場合は記録し、4096tokenの基準と比較します。表示しない場合は同じfile、指示、会話contextを両候補に送り、入力を記録します。file容量だけではtoken数は分かりません。

月別比較と機能対応条件を併せて読みます
この表は2026年9月5日に保存した計算記録です。後の表と比べる際はモデル、精度、入力・回答長、runtimeが同じか確認します。条件変更も順位に影響するため、過去の数値は日付とともに読みます。
この比較に一律のMTP9倍率は適用していません。複数機器構成は対応runtimeがモデルを分割実行する仮定の推定です。MTPやモデル分割に非対応の経路にはそのまま適用できないため、機能ごとの実行条件を確認します。
直接比較では同じQ4 fileと4096token入力から始め、最初のtoken、生成長、終了時刻を分けて記録します。次の実行で入力やruntimeを変えたら条件も記録し、結果を変えた要因を特定します。

残った2候補を自分の作業で比較します
長い依頼を毎日何度も送るならdecode差を感じやすく、repositoryを一度読み短く答える作業ではprefillとモデル読み込みが重要な場合があります。比較画面ではモデルと入力長を固定し、全体と生成区間を分けて確認します。
サイトの数値は推定体感です。購入前に使用予定のモデルfileとruntimeで繰り返し実行し、読み込み可能かと回答品質を確認します。待ち時間が仕事を中断するかも考え、高価な機器の利点が費用に見合うか判断します。
用語の注釈
プリフィル — LLMが入力プロンプトを読み、各トークンの内部表現を計算する段階です。プロンプトが長いほど処理するトークンが増えます。
本文に戻るトークン — モデルが入力や出力を分けて処理する単位です。
本文に戻るランタイム — プログラムの実行時に必要な機能を提供するソフトウェア環境です。ローカルAIではモデル実行エンジンを指すこともあります。
本文に戻るユニファイドメモリ — CPUとGPUが同じ物理メモリ領域を共有する構造です。
本文に戻るVRAM — グラフィックカードのGPUが使うメモリです。モデルの重みや計算途中の値を保存します。
本文に戻るMoE — 複数の専門家サブネットワークから入力に応じて一部を選ぶモデル構造です。総パラメータ数と1トークン処理時に有効な数は異なることがあります。
本文に戻るトークンのデコード — 入力とそれまでの回答をもとに、次の出力トークンを順に生成する段階です。
本文に戻る最初のトークンまでの時間 — リクエスト送信から最初の出力トークンが届くまでの時間です。
本文に戻るMTP — 複数の将来トークンを一度に予測する学習目標、またはそれを行うモデル構成です。投機的デコーディングでは、その予測を候補トークンとして提案できます。
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よくある質問
- この記事で最初に確認すべきことは何ですか?
- 月間ローカルAI速度表は、同じモデルと入力で機器ごとのプリフィル、トークン生成、完了までの時間を比較する資料です。2026年9月の表はQwen3.6 35B-A3Bの4ビット、入力4,096トークン、出力302トークンを基準に計算しています。短くしたい待ち時間に合わせて機器の候補を選べます。
